🗓️今月の予定

🛠️イベントの実装

ひとまず今月で現在予定している回想に登録されるような
イベントの実装を一区切りします。
終了ではなく一区切りとあえて書いたのは
テストプレイ中にバランスを見てここに少し追加しようかな
と思い立つ可能性があるのでそれを考慮しています。

🛠️ボイスカット作業完了

これで全てのボイス素材が手元に揃いました。
イベントを作り終わったらまずシナリオのセリフパートにボイスを付け、
そこからアニメーションのタイムライン上にボイスを挿入する（検証済み）
という工程を行っていきます。
シナリオは全てをフルボイスにしてもプレイヤーさん側が
メッセージを読んだら飛ばしてしまうと想定していますので
各章の始まりと終わり、重要なシーン、と3点に絞っています。

色々とパートボイスの素材を用意したとはいっても
NPCに話しかけるごとにボイスを流していると、ここの作業だけで
どれだけ時間がかかってしまうか検討が付かないので優先度はかなり低めです。

🛠️不具合修正

依然として続いております･･･。

🧪実験パート

せっかくアニメーションを行うならとやってみたかったのが
ロマーシャちゃんが録画されるというイベントです。

静止画の時にタイマーを流すと、どうしても静と動の二律背反が
起こってしまうので録画されているような画面構成は行えても
実際に時間がカウントされるということはありません。

このタイマー系イベントはプレイヤーさんがテキストを
読んでいる間も刻々とカウントが流れ続けるので、イベントが終了した
タイミングでのタイマーカウントは1人1人違います。
自分だけのオリジナルイベントになり得る･･･
というと誇張表現しすぎですが、
そういった意味でも面白いイベントになると思います。

本当はこの機能を使ってビデオ通話中のロマーシャちゃんが
録画される（通称エロイプ）シチュがやりたかったのですが、
通話らしい画面構成にしようと思ったらセリフ全てをフルボイスに
したいですし、一挙一動の感情表現のモーションパターンを沢山
揃えたい･･･となるとこれだけで短編の一作品としてのポテンシャル
になりそうだったのでひとまずアイデア帳止まりにいたします。

🎥小コラム:撮られるということ

さて、今作では（も）盗撮されるイベントも複数あったりして
女の子主人公作品で基本ロマーシャちゃん視点で物事が進むのに
こういった男視点でのザッピングが挟まることがあります。

🖋️ 偶発的な女優デビュー

撮られるということは当然記録媒体に残り続けます。
その瞬間からロマーシャちゃんは「ある作品の中での演者」として
意図せずに女優となってしまいます。
そして作品は見る者の欲望によって、何度も再生される。
それはロマーシャちゃんを性的な存在としての装置へと
立場の変容を加速させていきます。

盗撮にしろ、ハメ撮りにしろ、
例えば今ロマーシャちゃんがただ食事をしているだけの場面で
その瞬間に誰かによって記録が再生され、
無防備な姿を肴にされてしまう。
永遠に逃れられない羞恥の鳥籠ともいえる支配的構造です。

🔁過去を振り返って

1作目のルチェッタではスパイボットというアイテムから常に
自分の生活を村人に監視されたりしていましたが、
以前から非対称の情報優位による興奮というものをテーマと
していてこれについては何度やっても飽きないジャンルだなと
あらためて実感しました。

今回は上記のようにハメ撮りを導入したことによって
これまでとはまた違った趣が生まれました。

ロマーシャちゃん視点で今この瞬間が後戻りできない形で
残ってしまうという事実が彼女にスリルを与えます。

そして、これまでの露出表現であった
”見られている”という一過性の視線だけではなく
”これからも見られてしまう”という視線の持続性による
羞恥が新しく芽生えると思います。

🔍モザイクのかけら

このシーンで丁度挿入部が映っているので
過去に何度お話したモザイクの話題を。
モザイクをかけたパーツ同士でのピストンだとタイル状のパーツが
絡み合うだけでアニメーションをしているのにそこだけ妙に静的に
なってしまうなと思い、開発途中での悩みポイントでしたが
現在はさらにフィルターを通しているのでこのように動いた場所に
よってモザイクのかかり方がブレたりするのでちょっとだけ映像的
になったんじゃないかな～と思います。

本当は無修正のパーツにフィルターだけかけたものでお届けしたいのですが、
テクスチャの無修正でも申請が通らないのでモザイクパーツに
モザイクフィルターという二重構造になっているところは若干残念です。
また、これによってピッタリとメッシュを沿わせているような
ものは隙間が見えてしまったりするので別の苦労が生まれてしまいました。

📌最後に

というわけで今週もご一読いただきありがとうございました。
それでは、次回もお付き合いいただければ幸いです。